【主催者からのメッセージ】
ぼくはずっと下北沢で暮らしていた。事務所も仕事場も長らく下北沢にあった。
そして、何より、あの「ZOO」というナンバーはぼくが20代の頃、下北沢駅の改札口でそこから出てくる人々を一日中、眺めてはスケッチし作ったのだった。
人間をさまざまな動物にたとえたナンバーで、多くの人に口ずさまれ、歌い継がれ、ありがたいことに、あの曲をカヴァーしてくれる、次の世代のアーティストがおおぜいいる。
あの曲には流行が無いのかもしれない。
今回、小田急電鉄さんと組むことになったアート&デザインの第5回新世代賞は、人との出会いと交流の場である「駅」をテーマにする。
誰もが駅から出発し、だれもが駅に戻ってくる。駅で待ち合わせ、駅で人生の多くを学ぶ。そこは人間交差点であり、長い人生の通過点でもある。
ぼくが「ZOO」を書いたのは20代半ばのことだった。
25歳以下の新世代に向けたこの賞を下北沢で応募し、審査を行えたらどんなに素晴らしいだろうと想像し、興奮した。
それが本当に実現することになり一番驚いているのはこのぼく自身だ。
今回のメインテーマを「駅の詩(うた)」とさせてもらう。
多くの人の心の中にそれぞれの「駅」のイメージがあると思うが、愛する我が町の駅の改札口の周辺に、人々の心の交流を優しく見守るデザインや建築物やアートや詩や歌を飾りたい。
駅をさらに愛する場所にするための創造、作品を募集したい。
それは曲でも構わない。ポエムでも構わない。
それは建築物でも、デザインでも、ポスターでも、絵画でも、彫刻でも、構わない。
若い皆さんが作った作品が駅をより愛に溢れた空間に変えるだろうことを希望している。
「Design Stories」主宰 編集長 辻 仁成
募集概要
日程 | 2021/09/01~2021/11/07 |
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賞 | ●最優秀賞(1点)賞金30万円 |
募集作品 | コンペの募集内容: |
参加方法 | 参加方法: |
参加資格 | 参加資格:2022年3月31日の時点において、アートやデザイン、建築関係、文学・社会学関係はもとより様々な分野の専門学校や大学(大学院)等に在籍している学生。または、学生ではないが、原則として、25歳以下の方。(26歳以上の方は事務局にお問合せください) |
審査員 | 辻仁成/Hitonari Tsuji(作家、Design Stories主宰、審査員長) |
著作権の扱い | 著作権について |
主催 | 主催 |
問い合わせ先 |